面接の時に採用者側は、求人する段階で、採用したい人材のイメージがほぼ固まっています。そのため、よくする質問もある程度同じですが、求めている答えは企業それぞれです。採用担当者にとって、前職については、職務経歴書に書いてあるので、詳しく聞くまでもありません。しかし、本人に答えをさせることで言語能力を試しているかもしれません。
たとえば、苦労した話を素直に話す事はかまいませんが、愚痴にならないように注意しましょう。苦労したことを話すだけでは不十分で、その経験から何を学んだか、どのように成長したかを簡潔に述べることが大事なのです。
また、大切なのはうそはつかないことです。これは以前より何回も言ってますので、くどいほど再認識をお願いします。
面接官から聞かれたことは隠さず正直に答えることで、面接を受けている会社のどこに魅力を感じ、何ができるかを語りましょう。
『つまりは志望動機に戻ります』あなたのやりたいことをその会社でするために入社したいとアピールしましょう。
◆よく聞かれる質問とアドバイス◆
・前の会社でやっていた仕事の内容について教えてください
→自分がしてきた仕事を具体的に語り説明する。
応募先企業で役に立つスキルや適性を強調するのもテクニックのひとつ。
・前の会社で不満だったことは何ですか?
→「人間関係のトラブルはどの会社にもありますから、気にしていません。それが原因で会社を辞めようと思うことはありません」と、はっきりと否定すること。
・前の会社で仕事上、失敗したことは何ですか?
→失敗談は自分をPRする絶好の機会なので、応募者の問題解決能力と自分のミスを後から振り返って分析し、原因を究明、問題点を克服する力の、社会人としての対応能力をこそPRすべきであると考えます。
・あなたの特技(強み)は何ですか?
→「特にありません」と答えてはならない。話がそこで終わってしまいます。
この質問で採用者側は「あなたを採用すると、どういうメリットがあるか、宣伝してください」と言っている意図を汲み取ること。
・未経験の仕事ですが、大丈夫ですか?
→ハンデがあることは認識しましょう。逆にそれがチャンスです。
経験のないものに挑戦しようという意欲をアピールすること。
経験者にはない自分独自の経験をその仕事に生かすという意気込みを伝えましょう。
・採用されたら、いつから出社できますか?
→この質問をされると、採用はかなり有望なので、答え方のポイントは、時間がかかる場合は理由を明示して猶予をもらえるように相談しましょう。そして、ポイントを稼ごうと安請け合いはしないことです。バイトの面接ではないので「明日から来れます」みたいな社会人として軽率な発言は気を付けましょう。セオリーは基本一か月後、引き継ぎ等の事情がある場合は二~三か月までと覚えておきましょう。
・うちの会社で何をしたいですか?あなたのやりたいことが実現できますか?
→応募先企業の特徴や強み、将来性を考慮した上で、自分のキャリアビジョンを重ね合わせて向かいたい将来の夢や計画を述べましょう。あまりにも夢物語すぎるとマイナスイメージになりますので、あくまで実現性があり、且つチェレンジ性のある内容にすると面接官には良い印象を与えると思います。
・趣味はありますか?好きなこと等。
→以外と面接内容と関係ないところから緊張をほぐそうと面接官が気を利かせて、最初に質問してくる場合があります。その時はまずは正直に自分のことを紹介して、空気の読める人であるということを印象づけましょう。何気ない会話からも好印象をあたえるチャンスはいくらでもあります。
以上ですが、この他にもいろいろな質問が想定されますが、臨機応変に対応していきましょう。
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